ボルト軸方向繰返し外力
工場内の搬送用天井クレーンにはプリベリングトルクタイプのゆるみ止めナットを使用していたが過度の振動負荷によりレール締結部にゆるみが頻繁に発生していた。
日常的な増締め作業等、ゆるみ発生によるメンテナンスコスト増加も大きな負担となっていた。
ハードロックナットに変更後は、全てのねじ締結部のゆるみ問題が解消した。
設備の安定稼動が実現できメンテナンス回数も減少。その結果、大幅なコスト削減に成功した。
天井走行クレーンとは、工場などの建屋の両側の壁に沿って設けられたレール(走行軌道)を走行するもので、天井の近くで稼働するため天井クレーンと呼ばれます。
動作としては、巻上げ、横行、走行の3つの動作が可能で、機械工場での重量物や部品の運搬等で活用されています。
なお、この形式のクレーンであれば屋外に設けられていても天井クレーンと呼ばれます。
このような天井クレーンは重量物を持ち運ぶことからも頻繁に負荷かかり締結部分がゆるみやすくなってしまうことが多々あります。
今回事例では、その天井用クレーンのナットをプリベリングトルクタイプのゆるみ止めナットからハードロックナットに変更したことにより、締結部分の問題が解消されメンテナンスコストの削減に成功しました。
製品 | ハードロックナット |
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緩みの原因 | ボルト軸方向繰返し外力 |
サイズ | |
採用場所 | 工場内天井走行 クレーン" |
業界 | 搬送機器 |
備考 |
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