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送電鉄塔 ゆるみ箇所(腕金及び塔体のせん断接合部、スペーサー)

2021.03.12
送電鉄塔 ゆるみ箇所(腕金及び塔体のせん断接合部、スペーサー)
送電鉄塔 ゆるみ箇所(腕金及び塔体のせん断接合部、スペーサー)
送電鉄塔 ゆるみ箇所(腕金及び塔体のせん断接合部、スペーサー)

概要

・送電鉄塔の腕金とは、送電鉄塔から横に伸びて碍子を経由して架空送電線を支えている構造物です。

・塔体とは、鋼鉄で造られたトラス構造の塔です。

・スペーサーとは、電線間に取り付けられた各電線の間を保つ部品で、ギャロッピング対策用として用いられます。

*ギャロッピングとは、降雪地域で電線に雪が着氷し断面非対称となり、風により上下運動する現象のことで、短絡する危険性があります。

ゆるみトラブルの主な原因

・ボルト軸方向の繰り返し外力によるゆるみ

・ボルト軸直角方向の繰り返し外力によるゆるみ

・めっき、塗膜のへたり

  1. 腕金では、鉄塔部材間およびボルト・ナットの座面にメッキや塗膜が存在する場合、長期間の風荷重が繰り返しかかることでめっきや塗膜がへたり、ねじの回転ゆるみが発生し軸力が低下します。そのため構造物の取り合い箇所にガタが生じ、腕金接合部の損傷や変形及び架空送電線の素線切れが発生する可能性があります。
  2. 塔体では、斜材と主柱材のせん断接合部に、台風や地震が発生した場合、大きな風圧荷重や地震荷重がかかることで、ねじの回転ゆるみが発生する可能性があります。
  3. スペーサーは、特に降雪地域でギャロッピング対策用として使われているのですが、常に繰り返し荷重がかかるため、ねじがゆるみます。

現状の対策と課題

ナットに戻り止め部品をつけてナットの脱落対策はしているものの、ねじがゆるむため、定期点検をして、時には増し締め作業を実施しています。

解決事例

【ハードロックナット】   https://hardlock.co.jp/products/hln/

・ねじのゆるみが解消され、定期点検の期間を大幅に延ばすことにあわせ、増し締め作業がなく短時間で終了し、メンテナンスコストの大幅な削減を実現しました。

・台風や地震が発生しても、鉄塔がねじのゆるみで倒壊することがなくなりました。

事例の概要

採用製品 ハードロックナット
採用箇所 腕金及び塔体のせん断接合部、スペーサー
緩み要因 ・ボルト軸方向の繰り返し外力によるゆるみ
・ボルト軸直角方向の繰り返し外力によるゆるみ
・めっき、塗膜のへたり

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