・送電鉄塔の腕金とは、送電鉄塔から横に伸びて碍子を経由して架空送電線を支えている構造物です。
・塔体とは、鋼鉄で造られたトラス構造の塔です。
・スペーサーとは、電線間に取り付けられた各電線の間を保つ部品で、ギャロッピング対策用として用いられます。
*ギャロッピングとは、降雪地域で電線に雪が着氷し断面非対称となり、風により上下運動する現象のことで、短絡する危険性があります。
・ボルト軸方向の繰り返し外力によるゆるみ
・ボルト軸直角方向の繰り返し外力によるゆるみ
・めっき、塗膜のへたり
ナットに戻り止め部品をつけてナットの脱落対策はしているものの、ねじがゆるむため、定期点検をして、時には増し締め作業を実施しています。
【ハードロックナット】 https://hardlock.co.jp/products/hln/
・ねじのゆるみが解消され、定期点検の期間を大幅に延ばすことにあわせ、増し締め作業がなく短時間で終了し、メンテナンスコストの大幅な削減を実現しました。
・台風や地震が発生しても、鉄塔がねじのゆるみで倒壊することがなくなりました。
採用製品 | ハードロックナット |
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採用箇所 | 腕金及び塔体のせん断接合部、スペーサー |
緩み要因 | ・ボルト軸方向の繰り返し外力によるゆるみ ・ボルト軸直角方向の繰り返し外力によるゆるみ ・めっき、塗膜のへたり |
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