低軸力での締結のため
ダブルナットの仕様では、ねじのサイズが大きく物理的に正しい羽交い絞めが 出来ず、ゆるみ問題を解消出来なかった。
ダブルナットでは低硬度の柔らかい防振ゴムに適する低軸力の締結でかつ、ゆるみ止め効果を発揮させる事が出来なかった。
ハードロックナットは羽交い絞めをせず、凸ナットを締めて、凹ナットを順番に締めることで締結が可能で作業が楽になった。
ハードロックナットは、低硬度の柔らかい防振ゴムの低軸力の締結でもゆるみ止め効果が得られた。
ハードロックナットは、凸ナットで軸力を与え、凹ナットはロック機能で軸力に影響を与えないので軸力管理が可能となった。
ビルの免振装置には振動吸収するための防振ゴムの締結を行う必要があります。
特に、この装置での”ねじ締結”は低硬度で柔らかい材質の防振ゴムが挿入されるため、
締結物を固定するためのトルクを低くしなければなりません。又、低いトルクでも緩みがあってはならない箇所です。
つまり、低トルクでかつ緩まない課題を解決できるため、ハードロックナットが採用されました。
ハードロックナットは凹凸ナット間に楔の原理を応用したもので、締付けナットである凸ナットを座面陥没しない程度で締付けた後、ロックナットの凹ナットを締めつけることで締結するので、ねじのゆるみが解消されました。
製品 | ハードロックナット |
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サイズ | M22~M36 S45C 三価クロメート |
採用箇所 | ビルの屋上の免振装置のアンカー部 |
業界 | 建築 |
備考 |
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