ゆるみには2種類あり、ナットが回転して緩むケースと、締結力(ボルト軸力)が低下するケースがあります。
1.凹ナットを当社規定トルクで締結しなかった場合。
2.再使用の際、凹ナットを締めすぎて塑性変形しロック機能が失われている場合。
3.HLN ハードロックナットを凹凸逆に取付けるなどの間違った締め方をしていた場合。
次に、HLN ハードロックナットが回転し緩まなくても、初期締結力(ボルト軸力)が低下する場合です。
1.初期なじみによる軸力低下の場合
2.部材の陥没による軸力低下の場合
3.微動摩耗による軸力低下の場合
4.過大荷重や過大応力により軸力が低下した場合
5.熱的原因で軸力低下が発生した場合
以上、これらすべてにおいてHLN ハードロックナット自体の緩みとは全く関係がなく、ナットが戻り回転しないゆるみの現象です。