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リン酸塩皮膜処理(ねじ表面処理)

2020.09.25

概要

リン酸塩皮膜処理では、リン酸マンガンやリン酸亜鉛などのリン酸塩溶液で金属表面にリン酸塩皮膜を生成させます。

リン酸塩皮膜処理はパーカー処理、若しくはパーカーライジングとも呼ばれます。

リン酸塩皮膜は不活性のため金属表面の腐食の進行を抑える効果があります。

リン酸塩処理で形成される皮膜の構成粒子はリン酸塩の種粒子の大きさにより変わることが知られており、工業的に生成された皮膜の構成粒子の大きさには分布があります。その結果、工業的に生成されたリン酸塩皮膜にはすき間が存在し、このすき間に油分を含浸させることで耐食性を有します。一方リン酸塩皮膜のすき間に水を含む電解質が含浸すると耐食性は一気に悪化し、錆が発生します。

 

リン酸塩皮膜処理の方法

一般的なリン酸塩皮膜は以下の処理で形成します。

脱脂→水洗→化成処理(リン酸塩皮膜形成)→水洗→乾燥(若しくは油塗布)で行われます。

 

当社の取り扱い

当社ではリン酸塩皮膜処理としてリン酸マンガン皮膜処理を用いておりますが、リン酸亜鉛皮膜についても実績がございます。なおリン酸塩処理を行った製品は、①乾燥状態、②水溶性WAX塗布、③揮発成分を含むオイル塗布、のいずれかの処理を行っております。乾燥状態での製品は耐食性が低く保管方法によっては素材が錆びますので、ご使用の際はお客様にて防錆処理をお願いいたします。

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